静岡会場開講・・・NEW!! |
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CPMエグゼクティブ・プログラム(Cultural Policy and Management Executive Program : CPM-EP)は、文化政策経営人材研究所のコアプログラムです。大学院修士課程レベルの講義、演習を通じ、受講者が各自のテーマにもとづく研究を行い、対外発表までを行う本格的な講座です。なお、講義部分のみを聴講することも可能です。 また、このプログラムにおいて講義40時間の課程を終了した受講者は、文化政策・アートマネジメント分野の実務家ネットワーク組織である「SUAC文化政策・経営フォーラム」の入会資格が得られます。 ●カリキュラム
◆アートマネジメント基礎◆ 担当:高島知佐子(静岡文化芸術大学文化政策学部准教授) 文化施設や芸術団体等が活動を行う上でも、行政がこれらを支援する上でも知っておくべき、マネジメントの理論について、非営利組織、及び芸術に関わる組織の特徴に焦点をあてながら学びます。非営利に芸術活動を行うことの意義、そのために必要となるマネジメントについての理解を深めるとともに、文化施設や芸術団体等のガバナンス、制度についても概観します。 第1回 日本におけるアートマネジメント 日本でアートマネジメントが必要とされるようになった背景を、戦後の文化施設や芸術団体等の社会的位置付けとともに概観し、今日の日本のアートマネジメントの射程を理解する。 第2回 非営利組織としての文化施設や芸術団体等のマネジメント 非営利組織の基本的な考え方をふまえ、組織デザイン、人的資源管理、マーケティング、ファンドレイジング等のマネジメントの基本理論を理解する。 第3回 長期的な組織の存続と社会環境の変化への適応 非営利組織としての文化施設や芸術団体等が長期的に安定して活動を行うために必要なマネジメントのあり方(組織の環境適応)を、欧米のアートマネジメント研究の考え方に基づき概観する。 第4回 文化施設や芸術団体等のマネジメントを取り巻く制度とガバナンス 非営利組織としての文化施設や芸術団体等のマネジメントに影響を及ぼす制度とガバナンスについて概観する。日本の現状をふまえつつ、最適なマネジメントを実現するための制度改革とガバンンスの考え方を理解する。 第5回 国際比較の視点 今後の日本のアートマネジメントを考える上での参考とするために、欧米諸国のアートマネジメントとそれを取り巻く制度との関係を比較し、それぞれの特徴と日本への示唆について概観する。 ◆芸術文化政策基礎◆ 担当:片山泰輔(静岡文化芸術大学文化政策学部教授・大学院文化政策研究科長) 行政が文化政策を実施する上でも、文化施設や芸術団体が活動を行う上でも知っておくべき芸術文化政策の理論、制度、歴史について学びます。税金を文化に投じることの意義や芸術の公共性についての理解を深めるとともに、文化芸術振興基本法や指定管理者制度等、重要な法律や制度について概観します。 第1回 日本の文化政策の歴史的展開 明治期から20世紀末までの日本の文化政策の歴史的転換を、芸術文化に対する政策に焦点をあてて概観する。 第2回 国と地方の芸術文化政策の現状 2001年の文化芸術振興基本法制定以降の国及び地方自治体における芸術文化政策の現状と課題を概観する。 第3回 芸術文化政策の経済理論 芸術文化に税金を投じることの理論的根拠及び、その多様な手段について、経済学の考え方に基づき理解する。 第4回 公立文化施設をめぐる制度と課題 地方自治体による公立文化施設設置の根拠となっている「公の施設」及びその管理運営方法である「指定管理者制度」についての理解を深めるとともに、2012年に制定された劇場・音楽堂等の活性化に関する法律(通称:劇場法)の特徴について概観する。 第5回 国際比較の視点 今後の日本の芸術文化政策を考える上での参考とするために、欧米諸国の芸術文化政策の比較を行い、それぞれの特徴と日本への示唆について概観する。 ◆演習:リサーチプロジェクト◆ CPM-エグゼクティブ・プログラムは「アートマネジメント基礎」及び「芸術文化政策基礎」の2つの講義科目によって構成されていますが、これらを基礎に、さらなる磨きをかけたい受講者には演習(リサーチプロジェクト)も含めて履修することをお勧めします。 「演習」では、受講者が自らの所属する団体等が抱える課題の本質を分析し、講座で学んだ知識をもとに、その解決方法を導きだすための研究を行います。演習に取り組むことで、講義内容をより深く理解するとともに、ものごとの本質を捉える分析力を身につけ、受講者が自らの所属する団体等がかかえる課題の解決に向けて主体的に取り組んでいく力を養うことを目的としています。 ・「演習」の進め方 受講者が、自らが所属する団体等がかかえる課題に関連する「研究テーマ」を講師と相談のうえ設定します。受講者はそのテーマにもとづく調査を行い、その結果を合計30時間にわたるゼミで発表し、講師の指導や受講者間の議論を通じて分析を深めます。研究成果は、年度末に開催される全国アートマネジメント会議で発表を行います。 ●テキスト ・テキストは授業の当日に配布します。 ・授業中に参考文献を紹介することはありますが、授業で直接使用する教材を購入いただく必要はありません。 ●講師 高島知佐子 静岡文化芸術大学文化政策学部准教授 講義(アートマネジメント基礎)担当 片山泰輔 静岡文化芸術大学文化政策学部教授 講義(芸術文化政策基礎)、演習(リサーチプロジェクト)担当 ●募集人数 ・Aコース:約8名(講義、演習+発表 の受講) ・Bコース:約12名(講義のみの受講) ※Bコースとして受講申し込みを行い、途中でAコースに移行することも可能です。 ※最少開講人数12名 ●受講料 ・Aコース:70,000円(講義、演習、発表を含む) ・Bコース:40,000円(講義のみ受講) ※静岡県内在住・在勤の方は、それぞれ63,000円、36,000円 ●日程 ・Aコース:約8名(講義、演習+発表 の受講)9月16日〜2月10日まで ・Bコース:約12名(講義のみの受講)9月16日〜10月7日まで ・全国アートマネジメント会議 3月9日に実施
※「演習ガイダンス」はAコースの受講者が研究テーマを設定するための相談時間です。(任意参加) ●対象 舞台芸術関係の実務家、文化財団・行政職員等 ●会場 講義・演習:静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)会議室 全国アートマネジメント会議:豊島区立舞台芸術交流センター(あうるすぽっと) ●お申込み・お問い合わせ お申し込みの際は、以下の情報をメールに書いてお送りください。 ・希望コース Aコース(講義、演習+発表)/Bコース(講義のみ) ・名前 ・年齢 ・住所 ・電話番号 ・所属 ・職名あるいは担当している業務 ・芸術関係の職務経歴年数 ・履修動機(当講座を履修しようとする動機を、現在またはこれまでの職歴と絡めてつつ、 将来にどう生かしたいかを含めてご記入下さい。) 一般社団法人文化政策経営人材研究所 〒106-0032 東京都港区六本木2-2-6福吉町ビル6階 電子メール office■hrcpm.org ※■のところに@をいれて送信してください。 電話 03(6869)6285 FAX 03(6869)6286 ●主催 一般社団法人文化政策経営人材研究所 SUAC文化政策・経営フォーラム ●共催 公益財団法人静岡県文化財団 ●後援 公立大学法人静岡文化芸術大学 ※SUAC文化政策・経営フォーラムについて 静岡文化芸術大学文化政策・経営フォーラム(SUAC文化政策。経営フォーラム)は、静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科、静岡文化芸術大学エグゼクティブ・プログラム、文化施設・実演芸術団体のためのアートマネジメント実践ゼミナール(文化庁補助事業)の修了生間の交流促進により、文化を通じた社会の発展に貢献する人材育成とキャリア開発を行うことを目的とするネットワーク組織です。これらの目的を達成するため、シンポジウム、研究会、全国アートマネジメント会議等を開催してきています。 |
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